であい農園について

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屋号について
島田市金谷は旧五和村の大代地区で茶を中心とした栽培をしている農家です。
であい農園の名前は、古くからのうちの屋号の「出合」から付けました。
川と川、道と道がぶつかり合う地形から、自然とその屋号がついたようです。
人や縁との「出合い」の中で、ぶつかりあい、変化して行ける経営体でありたいという願いから、
「であい農園」を屋号としました。

うちには古文書的なものがしっかり残っておらず、何代目なのかは定かではないのですが、祀られている地の神様の社の中のお札に、江戸時代の年号が示されていたことから、江戸時代までは遡れるようです。
過去には「渡邉清左衛門」の名を襲名していたようで、何代目かわからない理由としても、数少ない文書の中でも、名前は全て「渡邉清左衛門」となっているのも一因です。
この「襲名」という制度は、当然今は無くなっていますが、代が変わっても「渡邉清左衛門」として在り続けることは、現代の法人に似た考え方だったように思います。
ただし、利益を上げることが最大の目的ではなく、集落の存続を守る事にあった点には、違いを感じます。
現在の事業主について
1977年の3月生まれ。渡邉紘の次男として生まれる。
地元農業高校を卒業後、コンピュータの専門学校に進学し、26歳までシステム開発会社に就職し、仕事に従事する。
その時に結婚し子供も生まれ、2004年に就農する。
兄貴もいたが、頭が良すぎた為、折角良い所に就職していたというのもあり、なんとなく勿体ないと思い、なんとなく話し合い、なんとなく自分が継ぐこととなった。

就農後は、作業は親の言う事を聞いてやるしかなく、茶の共同工場でも画一的な茶の製造となる為、挑戦する余地がなく、もんもんとして過ごす。仕事で自分を出す場も無かった為、消防団活動や地域の青年団的活動に精を出す(笑)。これは一生懸命やった甲斐もあって、伸びしろもあり仲間もできて楽しかった(笑)。がんばりすぎたせいか、消防団は退団後も本部の広報委員会の手伝いをしています。旧金谷町の島田市・川根町との合併もあった為、消防団活動を通じて知り合いも増えたのもありがたかったと思う。

農業については言う事聞いてやるしかなく淡泊だったが、荒茶(お茶の葉を農家の工場で製茶して出荷されるもの)の市場価格は下がるばかりで、だが面積を増やす以外の選択肢がない状況にはやっきりしていた。
変化の契機は2011年の東日本大震災の福島原発事故からの静岡茶への風評被害。
うちの地域での荒茶価格が、一番茶で1000円を切った。
荒茶一キロ作るのに、共同工場への経費が約700円かかる。
10aあたり最終日で生葉700キロ、歩留まり1/5で荒茶140kg
これ以上は計算したくないけど、やっただけ赤字の計算になってしまう。

離農するかどうかを考える数字なのだが、やめる前に限界ぎりぎりまで挑戦してみようと思い、親とも「自由にやらせねーと出てくよ?食えるの?」的なやりとりがあったりなかったり、思い出すと胃が痛いですが、自由にやることを認めてもらって、様々な挑戦に乗り出す。
様々な挑戦
続きはまた今度。
所在地
〒428-0009
静岡県島田市大代804-1
TEL. 0547-46-1931
FAX. 0547-46-1931